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青春映画の最高傑作『時をかける少女』に込められた3つのメッセージとは?

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引用元:スタジオ地図http://www.studio-chizu.jp/project/tokiwokakerusyoujyo.html

 

 

はじめに

 

突然ですが、あなたの『青春映画』は何ですか?

 

わたしの青春映画はまぎれもなく、細田守監督の初作品『時をかける少女』です。

2006年に劇場公開された際は、映画館21館のみの小規模な上映でしたが口コミの話題により、9カ月間上映のロングヒット作として有名になりました。そして、細田守監督の代表作になったことは言うまでもありません。

 

この記事では、『時をかける少女』がなぜヒットしたのか考察を交え、青春映画としていつまでも愛され続ける理由を具体的に説明していきます。

 

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『時をかける少女』てどんな話なの?

 細田守監督作品を代表する『時をかける少女』は、2006年上映されました。

あれから13年、今でも「青春映画の最高傑作」として多くのファンに愛され続けています。

 

一人の少女と二人の少年の成長を描きつつも、「変わりたくない」「このままがいい」からドンドン大人へと近づいていく切ないストーリーでもあります。

 

ここからは、『時をかける少女』について考察していき、見どころを紹介していきたいと思います。

 

ネタバレ要素が含まれているので、『時をかける少女』を視聴後にこの記事を読むことをおすすめします。

『時をかける少女』のあらすじ

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引用元:スタジオ地図http://www.studio-chizu.jp/project/tokiwokakerusyoujyo.html

 

 高校2年生の真琴(まこと)は、同級生の功介(こうすけ)と春に転校してきた千昭(ちあき)と毎日野球をして、平凡な高校生活を送っていた。

 

ある日、自転車が故障しそのまま踏切に突入しそうになるが時間が巻き戻るような不思議な体験をする。

 

叔母の和子(かずこ)に相談をすると、「タイムリープ」だということがわかる。そして「年頃の少女にはよくあること」だと話す。真琴は、タイムリープの力を使ってちょっとした欲望や不満のために使っていた。

 

しかし、タイムリープには期限があることがわかる。千昭の告白を「なかったこと」にしたり、功介と同級生の果穂(かほ)をくっつけたりしたことで残り回数が1になってしまう。

 

千昭にタイムリープしていたことに気づかれ動揺する真琴。そして、真琴の目の前を故障した自転車で横切ってく功介と果穂。二人の体が宙に舞いあがったとき、真琴は全速力で叫ぶ。

 

時間が止まったとき、千昭が現れ「自分は未来からやってきた」と真琴に告げる。そして、過去の人間に未来からやってきたことを知られてしまったので、真琴にはもう会えないと言い姿を消す。

 

真琴は、自分の身勝手さを悔いどうしたらいいか和子に相談した。

和子は自分の話をし、自分と真琴は違うと告げた。

 

真琴はその瞬間、タイムリープの回数が1回残っていることに気がつく。そして、千昭に会うために最後のタイムリープをする。千昭に本当の気持ちを伝えるため…。そして、「大切な時間」を取り戻すため…。

 

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『時をかける少女』が最高の青春映画になった3つの理由

 

 青春映画の最高傑作だ!と、豪語していますが

 

「『時をかける少女』おもしろかったけど謎多くない?」

 

そんな声を時々聞きます。これは、細田守監督作品の「隠されたメッセージ」があるからです。

 

今回は、その「メッセージ」をわたしの視点から3つに分けて考察していきたいと思います。

 

『時をかける少女』に込められた4つのメッセージ

  1. 「このままでいい」からの脱却を描く青春物語
  2. 千昭の「未来で待ってる」に隠された思い
  3. 叔母の和子と真琴を比較

 その➀:「このままでいい」からの脱却を描く青春と成長物語

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引用元:スタジオ地図http://www.studio-chizu.jp/project/tokiwokakerusyoujyo.html

 

 『時をかける少女』の第一印象は高校生の青春夏物語でしたが、本質は「モラトリアム期間」からの脱出による成長物語です。

 

この「モラトリアム」というのは、人が成長していく中で自分のアイデンティティを確立していく期間のことを指します。

 

モラトリアム期間とは

人間の発達を可能にする準備期間のことで、エリクソンが命名した。青年が社会人としてのアイデンティティを確立するために様々な役割を試み模索することを、社会は心理・社会的猶予期間(psycho‐social moratorium)として認めていると考えた。

 

引用元:コトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0-142803

 

 例えば、真琴が文理選択を友達の友梨に聞いた際「よかったー、先のことなんかわかんないもん」と言ったり、功介や千昭に将来の夢を聞かれると「ホテル王か石油王」など適当な返事をしています。

 

また、功介と千昭の3人の関係も「ずっとこのままでいれる気がする」と言っており、真琴は「このままでいい」「未来なんて決めたくない」といった、まさにモラトリアム期間の中で生きていました。

 

タイムリープの力を手に入れた真琴は自分の小さな欲望を満たすために何度も過去を行き来します。その身勝手な振る舞いによって千昭の告白を「なかったこと」にしたり、同級生がイジメにあったりします。

 

自分のしていたことに気づいた真琴は反省しますが、なんとタイムリープの力は制限があり、功介と果穂のピンチに回数をゼロにしてしまった真琴は全速力で走って「止まれ!!」と叫んで泣き叫ぶ姿が印象的でしたね。

 

タイムリープが過去をやり直すことができるストーリーの反面、二度と戻ってこないかけがいのない時間を無駄に過ごしてはいけないという反省から、真琴の気持ちは大きく変わっていきます。

 

このモラトリアム期間からの脱出は誰でも通る道であり、それを痛切に描いた成長物語であるからこそ『時をかける少女』はいつまでも青春映画の傑作として支持されているのでしょう。 

その➁:「未来で待ってる。」に込められたメッセージとは

引用元:スタジオ地図http://www.studio-chizu.jp/project/tokiwokakerusyoujyo.html

 

 『時をかける少女』の絶大な人気を誇るのが千昭と真琴の別れのシーンですね。

 

「未来で待ってる。」

「うん、すぐ行く。走って行く」

 

少年少女の恋にしては切なすぎる…。

切なくて涙が止まらなかった方も多いでしょう。

 

この千昭の最後のセリフ「未来で待ってる」には、さまざまな思いが込められているとい説があるのはご存知でしょうか?

 

 千昭の正体は、未来からやってきた「未来人」でしたね。真琴にそれを知られてしまった千昭は過去に留まることができなくなりました。

 

この二人のセリフは、と「時間は止まってくれることはなく戻ることもないけれど、未来に向かって全速力で進んでいるよ」という矛盾がありながらもお互いの気持ちを確かめ合った瞬間だという説があります。

 

二人は未来で出会うことは決してないかもしれないし、もしかしたら違う形で再開するかもしれない…。不確かで曖昧な答えを千昭のセリフが物語っているのですね…。

 

切なすぎる…

 

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その➂:叔母の和子と真琴、時代を超えた「女性像」が描かれている

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引用元:スタジオ地図http://www.studio-chizu.jp/project/tokiwokakerusyoujyo.html

 

 ところでみなさん、真琴の叔母にあたる芳山和子はご存知ですか?

 

真琴がタイムリープについて相談しても、笑いもせず「それは、よくあることだよ」と肯定してくれました。何回か登場している和子ですが、キーパーソンになっているとわたしは思います。

 

なぜなら、和子は昔の『時をかける少女』のヒロインだからです。原作である筒井康隆の『時をかける少女』の主人公和子が真琴の叔母という設定なのです。

 

だから、真琴がタイムリープしたことを話しても驚かなかったのですね。自分も経験者なので…。そして、和子もまた真琴のように「未来からやってきた人」と恋に落ちそのまま結ばれることがありませんでした。

 

和子の場合は、未来人と関わったことが記憶から消されてしまうので「誰かを待っていること」「タイムリープできたこと」の記憶しか残りませんでした。

 

この和子と真琴は同じ境遇なのに、対象的にに描かれています。

 

和子は「未来人」に恋をしたけれども、今でも待っている、真琴は最後のタイムリープを使って自ら千昭に会いにいく…。

 

二人の相対性を語っている和子のセリフがあります。

 

「待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えにいくのがあなたでしょう。」

 

和子は好きな人を待ち続けることしかできないけれど、真琴は自分で迎えに行くそれだけの思いがあるじゃない(わたしと違って)チャンスがあるじゃないという思いが伝わってきます。

 

対象的な『時をかける少女』のヒロインですが、時代を越えて「少女」の在り方が変化していることがわかります。

 

なんて、オシャレなことをするんでしょうね。さすが細田守監督ですね。

 

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さいごに

 

これまで『時をかける少女』の考察とロングヒットした理由を3つに分けて説明しました。モラトリアム期間真っ只中の少女が、「時間は二度と戻らない」ことを知り、恋に将来に考え抜く映画でしたね。青春映画として、また「かけがえのない時間」の大切さについて細田監督らしくみなさんにお伝えしたかったのではないでしょうか。

 

今回は、わたしの主観から見る『時をかける少女』のお話でしたが、実際に映画を見てどう感じたか自分で確かめてみることをおススメします。

 

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました~

  

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